1日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が大幅続伸し、約3週間ぶりの高値で引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の金利据え置きを受けてドルが一時下げたことが背景にある。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国が約束通り生産を減らしていることも、追い風となった。

  エナジー・アナリティクス・グループ(フロリダ州ウェリントン)のディレクター、トム・フィンロン氏は電話取材に対し、「ドルに下押し圧力がかかれば常に原油は上昇する」と指摘。「OPEC加盟国と非加盟国の減産履行状況が極めて良好なので、そもそも原油は上昇していた。あからさまな合意違反が見られないことは喜ばしい」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比1.07ドル(2.03%)高い1バレル=53.88ドルで終了。終値としては1月6日以来の高値。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.22ドル上昇の56.80ドル。

  ジョン・ハンコック(ボストン)でエネルギー株と公益株を中心にポートフォリオを運用するジョー・ボゾイアン氏は、「OPECは無事減産を実行しそうだ」と評価。電話取材に対し、「市場は今年半ばには均衡を取り戻し始めるだろう」と述べた。
  

原題:Oil Rises to Three-Week High as Dollar Slips, OPEC Cuts Output(抜粋)

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