1日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて軟調。域内全体で政治リスクが意識され、欧州中央銀行(ECB)が資産購入プログラムを2018年に突然中止するとの観測を背景に、1月のユーロ圏国債は過去最悪のパフォーマンスとなった。

  フランスとドイツ、オランダで年内の総選挙実施を控え、ユーロ体制に反対する論調が高まっており、ドイツ国債に対するフランスとイタリア債の利回り上乗せ幅(スプレッド)は今週、それぞれ2014年以来の大きさまで広がった。ECBは資産購入計画の規模縮小を検討していないと主張するドラギ総裁に、一部投資家らは景気拡大とインフレ上昇の現状を踏まえ耳を傾けていない。

  オールド・ミューチュアル・グローバル・インベスターズのグローバル債部門責任者、マーク・ナッシュ氏は「市場は明らかに見透かしている。量的緩和(QE)はまもなく終わりになるはずだと見込んでいる」と述べた。

  ロンドン時間午後4時23分現在、ドイツ10年債利回りは前日比3.8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.47%。先月26日には1年ぶり高水準となる0.50%に達した。1日は同国2年債と10年債のスプレッドが15年6月以来の大きさとなる118bpに拡大する場面もあった。

  ブルームバーグ・バークレイズ・ユーロ債指数によれば、ユーロ参加国の国債の1月のリターンはマイナス2.1%で、データでさかのぼれる1998年以降で最悪のスタートとなった。

原題:European Bonds Post Worst January on Record Amid Political Angst(抜粋)
Euro-Area Government Bonds End-of-Day Curves and Cross Spreads(抜粋)
*GERMAN 2-, 10-YEAR SPREAD REACHES 118 BPS, MOST SINCE JUNE 2015

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