経済成長、財政出動、インフレ、中銀の誘導-。この4つが国債利回りを動かす主な原動力であることは債券市場の普遍的な真実とされているが、スティーブン・メージャー氏らHSBCホールディングスのアナリストは違うと言う。

  アナリストらによれば、負債水準の高さと人口動態、貧富の差の3つが、債券の強気相場を今年終わらせる要因として挙げられる伝統的な4つを上回る影響力を持つ。「債券利回りに関する常識や経験則の多くが正しくない」とメージャー氏は今週のリポートに記述した。

  同氏のチームによれば、米国債利回りの動きと米名目成長率との間に強い長期的相関はない。第2に、米国債の供給増が利回りに強く影響するかどうかは明確でない。また、先物市場は近年常に米連邦公開市場委員会(FOMC)見通しより低い金利を想定してきた。つまりFOMCが金利を低く誘導してきたというのは神話だとメージャー氏は指摘。インフレと長期金利の関係もデータからは証明されないという。

HSBC Holdings Plc
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原題:Everything You Thought You Knew About Bond Yields Is Wrong: HSBC(抜粋)

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