英国では1月に住宅価格が小幅上昇した。ただ消費者の財布のひもが締まり、今年は伸びが鈍化するとの見通しを、英住宅金融のネーションワイド・ビルディング・ソサエティーが示した。

  発表によると、1月の英住宅価格は前月比0.2%上昇。前年同月比の伸び率は4.3%で、昨年12月の4.5%から緩やかになった。平均住宅価格は20万5240ポンド(約2930万円)。

  ネーションワイドのチーフエコノミスト、ロバート・ガードナー氏は住宅市場の見通しについて、「不透明なままで、経済の先行きをめぐる不確実性をより広範に反映している」と指摘。英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択して以降の景気動向は予想を上回っており、これが楽観の根拠となっているものの、雇用の伸びが緩む一方でインフレが加速し、これら双方が家計への重しとなるだろうとの見方を示した。

  こうした見通しにもかかわらず、ネーションワイドは今回、今年の英国の平均住宅価格の伸び率をそこそこの2%に維持した。低い借り入れコストと売り出し物件不足をその理由に挙げた。

原題:U.K. House-Price Growth Will Slow This Year, Nationwide Says(抜粋)

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