1日まで2日間の日程で開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、先月の利上げを受けて金利据え置きが見込まれる一方、米経済が低インフレで2%程度の成長から、より高めのインフレ率と成長加速に転換しつつあるか点検することになりそうだ。

  米大統領選でのトランプ氏当選を受け、消費者信頼感指数や中小企業楽観指数は急上昇した。信頼感の高まりが企業の設備投資拡大や採用継続、報酬増大を伴っているかどうか、米金融当局者は注視している。

  米東部時間午後2時(日本時間2日午前4時)に公表されるFOMC声明は、次回利上げのタイミングをめぐり明確なコミットメントは避けるよう、慎重な表現になると見込まれる。会合後のイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見は予定されていない。

  もちろん、トランプ大統領の政策案の影響が実際の経済統計に顕在化するようになるには時期尚早だ。FOMC参加者は新政権の施策が経済成長をどの程度押し上げ、ないし押し下げるのか展望しなければならない。

  移民規制の強化は、必要とされている労働力の拡大にブレーキをかける。一方で、規制緩和や税制改革は設備投資の増大につながる可能性がある。米金融当局にとって、不確実性がこれまでよりも増している。

  フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む今回のFOMCでの利上げ確率は15%足らず。3月会合は約30%で、6月まででは70%程度となっている。

  今年のFOMCで投票権を持つ地区連銀総裁は、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁、ダラス連銀のカプラン総裁、シカゴ連銀のエバンス総裁、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁。

原題:Fed to Hold Rates Steady to Reassess Outlook: Decision-Day Guide(抜粋)

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