UBSウェルスマネジメントは、資産規模2兆1000億ドル(約240兆円)に相当する同社の富裕層顧客が、昨年の相場上昇を受けて新興市場資産の保有拡大に前向きになっていると述べた。

  同社で新興市場の資産配分責任者を務めるミヒャエル・ボリガー氏(チューリヒ在勤)は、新興市場資産のリターンが今年、1桁台半ばから後半になるとの見通しを示した。2016年に株式と債券相場が力強いパフォーマンスを示し、今年に入ってからも資金流入が続いていることから、顧客は新興市場資産への投資に不安を抱いていないという。

  同氏は1月27日の電話インタビューで、「昨年は良い年だった。注目を集めた」とし、「投資家の間に受け入れムードが広がり、関心が一段と高まるには、数四半期にわたる良好なパフォーマンスが必要だった」と述べた。

  各国・地域の中央銀行が前例のない緩和策を講じたことで、より高いリターンを求める動きが昨年、世界的に広がり、新興市場資産の需要が高まった。EPFRグローバルのデータによれば、投資家の関心は依然強く、新興市場株で運用するファンドは1月25日までの1週間に10億ドルの資金を新たに集めた。これは3カ月ぶりの大きさだという。

原題:UBS’s Rich Clients Worth $2.1 Trillion Warm to Emerging Markets(抜粋)

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