トランプ米大統領は1月31日、連邦最高裁判事に連邦高裁のニール・ゴーサッチ判事を指名した。故アントニン・スカリア判事の死去後1年にわたる欠員を埋める人事で、上院では指名承認をめぐり激しい論戦が見込まれる。共和党は最高裁での一世代にわたる保守派優勢を堅持することを目指している。

  ゴーサッチ氏(49)は信教の自由を擁護する立場を取っており、簡潔で時に辛辣(しんらつ)な言葉遣いで知られ、リベラル派を批判したこともある。アイビーリーグに属する米名門大学と英オックスフォード大学で学んだ後、2006年にジョージ・W・ブッシュ大統領(当時)による指名を受けてデンバーの連邦高裁判事を務めてきた。  

ニール・ゴーサッチ判事
ニール・ゴーサッチ判事
Photographer: David Zalubowski/AP Photo

  イスラム圏7カ国の出身者の入国を制限するトランプ大統領令に対する激しい抗議が広がる中、大統領権限に関する憲法上の制限が新たに注目されてくる公算が大きい。この制限を監視する役割は最高裁が担っている。

  今回の指名が上院で承認されれば、ゴーサッチ判事は故スカリア判事の投票パターンをおおむね踏襲する可能性が強い。また、1991年に43歳で最高裁判事となったクラレンス・トーマス判事に次ぐ若さで就任することになる。

原題:Trump Picks Religious-Rights Backer Gorsuch for Supreme Court(抜粋)

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