欧州最大のエンジニアリング会社、ドイツのシーメンスは通期業績見通しを上方修正した。2016年10ー12月(第1四半期)は、再生可能エネルギープロジェクトやデジタルサービス事業がけん引し、予想を上回る利益となった。

  31日の発表文によると、同社は17年度の工業部門の利益率見通しを従来の10.5-11.5%から11-12%に引き上げた。純利益をベースとした基本1株利益(EPS)見通しも従来の6.80-7.20ユーロから7.20-7.70ユーロに上方修正した。

  また、同社は10ー12月の工業部門の利益が26%増の25億1000万ユーロ(約3060億円)だったと発表。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の20億8000万ユーロを上回った。純利益は25%増の19億4000万ユーロ。売上高は191億ユーロと、アナリスト予想平均196億ユーロに届かなかった。

  ジョー・ケーザー最高経営責任者(CEO)は「10-12月期の力強い決算と通期見通しの大幅な引き上げを通じ、当社は明確なシグナルを送る」と発表文で指摘した。発表文は予定されていた2月1日に先立って公表された。

  10-12月期は風力など再生可能エネルギー事業の利益が2倍余りに拡大。デジタルファクトリー部門の利益は、電気自動車の合弁事業などが寄与し60%増加した。ヘルスケア部門は売上高が横ばい、利益は15%の増加だった。  

原題:Siemens Raises Full-Year Outlook as Profit Beats Estimates (1)(抜粋)

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