31日の米国債相場は上昇。利回りは1週間ぶり水準に下げた。他国は自国通貨の下落を誘導しているとのトランプ米大統領の発言を手がかりにドルが下げ、株価も圧迫された。これを背景に、米国債には逃避の買いが入った。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.45%。トランプ氏の発言とほぼ同時に1月のシカゴ製造業景況指数の予想外の低下が伝えられ、米国債の上昇は米東部時間午前9時45分ごろに加速した。

  それまではAT&Tによる30年、40年を含む大型起債計画に、米国債は30年債を中心に下げ圧力を受けていた。

  10年債利回りは一時5.7bp低下。デュレーション(平均残存期間)延長を目的とした月末特有の買いも、相場を押し上げた。

  米議会では政権人事に対する上院民主党の抵抗が強まっており、減税の実行遅延につながりかねないとの見方も、リスク敬遠の要因となった。

  5年債と30年債の利回り格差はこの日の最高からは縮小したが、なお前日比で拡大した。

  AT&Tの6本立て起債全体(100億ドル規模)のうち、60億ドル分が期間20-40年にわたっている。前日にはマイクロソフトが計170億ドル規模の起債を実施していた。

原題:Treasuries Rise as Trump Comments Spark Losses in Dollar, Stocks(抜粋)
Dollar Drops, Gold Gains as U.S. Stocks End Lower: Markets Wrap(抜粋)

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