トランプ米大統領は30日、イエーツ司法長官代行を解任した。同長官代行はスタッフへのメッセージで、入国制限に関する大統領令は司法省の「常に正義を求め、正しいものの側に立つという厳粛な義務」と一致しないと述べていた。

  オバマ前政権下で司法副長官を務めたイエーツ氏は同メッセージで、同大統領令は違法であり、これを擁護することは司法省の責任と矛盾すると確信しているとも述べた。また解任される数時間前に声明を出し、「私が司法長官代行である限り、そして同大統領令の擁護が正しいと私が確信するまでは、司法省が擁護することはない」と表明していた。

解任されたイエーツ氏
解任されたイエーツ氏
Photographer: by Alex Wong/Getty Images

  ホワイトハウスのスパイサー報道官は、イエーツ長官代行の解任を明らかにした文書で、同長官代行は「米国市民を守るための大統領令の執行を拒み、司法省に背いた」と指摘した。

  同発表資料によれば、トランプ政権は後任にブルックリン連邦地検のダナ・ボエンテ検事正を指名した。

  トランプ氏は司法長官にジェフ・セッションズ氏を指名し、現在、上院で承認プロセスが進んでいる。上院司法委員会は31日にセッションズ氏指名に関する審議・採決を行う予定。

  ホワイトハウスのショート報道官によると、ボエンテ氏はイエーツ氏解任が発表される直前の米東部時間30日午後9時(日本時間31日午前11時)前後に司法長官代行に宣誓就任した。

原題:Trump Fires Acting Attorney General Who Defied Immigration Ban(抜粋)

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