30日の米国株は下落。世界的な株安の流れを引き継いだ。原油安を背景にエネルギー株が下落。トランプ米大統領が命じた一部の国を対象とした入国禁止に対し、世界的な反発が高まっている。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.6%下げて2280.90。ダウ工業株30種平均は123ドル安の19971.13ドル。シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)は12%上昇と、昨年11月以来で最も上げた。

  BB&Tインスティチューショナル・インベストメント・アドバイザーズ(ペンシルベニア州ワイオミッシング)の株式マネジングディレクター、テリー・モリス氏は「トランプ大統領はやや無鉄砲だというのが、大方の投資家の見方だ」と話す。「世界中で摩擦を起こし、不透明感をもたらしている」と続けた。

  この日のエネルギー株は1.8%安。ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落した。テクノロジーや金融銘柄も下落。S&P銀行株価指数は構成する17銘柄が全て売られた。

  トランプ大統領はイスラム圏7カ国の市民の入国を禁止する大統領令を出した。これに対し各国政府や企業が反対を表明している。特に多国籍企業は同大統領令が労働者や商業の自由な流れを阻止する脅威になると批判した。

  今週はアップルやエクソンモービル、ファイザーといったS&P500種採用企業が決算を発表する。S&P500種採用企業のうち四半期決算を既に発表したのは約3分の1。ブルームバーグのデータによると、このうち4分の3で利益が市場予想を上回り、約半数で売上高が市場予想を上回った。

原題:Energy Stocks Lead U.S. Market Down After Europe Shares Decline(抜粋)
Worst S&P 500 Drop Since Election Day Emboldens Trump Naysayers(抜粋)

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