トランプ米大統領は金融規制批判を強め、2010年成立の金融規制改革法(ドッド・フランク法)が企業によるローン確保を難しくしているとして同法に照準を定めると表明した。

  トランプ氏は30日にホワイトハウスでの中小企業首脳とのイベントで、「ドッド・フランク法に思い切った対応をするつもりだ」と述べ、同法は「厄災」だと指摘。「現時点で小規模ビジネスを始めるのはほぼ不可能であり、既存ビジネスの拡大も事実上不可能だ」との認識を示した。

  今回の発言は1月20日の大統領就任以降で金融規制に最も狙いを定めた内容。トランプ氏のアドバイザーらは政権移行期からドッド・フランク法廃止を主張していたが、それに向けた計画の詳細はほとんど示していなかった。トランプ氏は同法を大統領令で攻撃するのか、議会と法案で協力する形で攻める計画なのかについては言及しなかった。融資動向とドッド・フランク法との関係性を示すデータは示さなかった。

  トランプ氏はこの日、政府機関が新しい規制を新たに1つ導入するごとに既存の規制を2つ無効にすることを命じる大統領令に署名した。同氏は選挙戦で官僚主義が企業の成長や融資確保を困難にしていると批判し是正すると主張しており、大統領令を通じて公約を守った格好だ。 

原題:Trump Pledges ‘Big Number’ on Dodd-Frank in Anti-Rule Push (2)(抜粋)

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