ドイツの消費者物価上昇率は1月に加速し、約3年半ぶりの高水準に達した。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和を批判する向きにとって格好の材料になりそうだ。

  独連邦統計局が30日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は、欧州連合(EU)基準で前年同月比1.9%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値の2%を下回ったものの、前月の1.7%を上回る伸びで、2013年7月以来の高水準となる。前月比では0.8%低下した。

  9月に総選挙を控えたドイツでは、昨年末以来のインフレ上昇は政治的な火種となり得る。ほぼゼロ状態の預金金利で預金者の負担が続いているためだ。少なくとも今年末まで続く予定の資産購入プログラムについて、ECBに縮小の議論を開始するよう求める声も強まっているが、ECBの政策担当者はユーロ圏全体で持続的な物価上昇が明らかになるまで政策変更に慎重な姿勢を崩そうとしていない。

  ブルームバーグがまとめた別のエコノミスト調査の中央値では、EU統計局(ユーロスタット)が31日公表する1月のユーロ圏インフレ率は1.5%と、前月の1.1%から加速すると見込まれている。

原題:German Inflation at Highest Since 2013 Puts ECB in Spotlight(抜粋)

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