フィリピンのドゥテルテ大統領は自身が主導する違法薬物取り締まりに関わる警察部隊全てを解散させると表明した。一部の警官が昨年10月に韓国人ビジネスマンの殺害に関与したことを受けて組織を見直す。

  ドゥテルテ大統領は、信頼できる複数の責任者が率いる麻薬取り締まりの新組織を設立する可能性があると述べた。国家警察のデラロサ長官が韓国人ビジネスマン殺害を受けて辞任を申し出たが、大統領は辞任しても得るものはないとして受理しなかった。

  同大統領は軍や警察のトップとの会合後の29日夜に大統領府で、「卑劣な事件があったことから制度を再構築する」と演説した。

  ドゥテルテ大統領が進める麻薬撲滅キャンペーンでは6000人余りが死亡し、その半数は警察に殺害されたとみられている。国内外から人権侵害の疑いを指摘されているが、同大統領はこれまで国連や欧州連合(EU)、米国からの批判をはねつけてきた。

原題:Duterte to Disband Anti-Drug Police Units After Korean Murdered(抜粋)

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