欧州2位の製薬会社ノバルティスが、極めて有望ながん治療法として期待するキメラ抗原受容体T細胞(CART)療法の研究を推し進めている。

  同社が当初対象としているのは、子供の急性白血病。米食品医薬品局(FDA)からの認可を今年の早い時期にも求める可能性があるとしている。アナリストらはこの療法「CTL019」の年間売上高が5年で10億ドル(約1150億円)を突破すると推計している。

  ノバルティスのジェイ・ブラドナー・バイオメディカル研究所所長はスイスのバーゼルにある同社本社でのインタビューで、CART療法について「これまで開発された中で最も効果的な免疫療法となり得る」と語った。

  腫瘍学部門トップのブルーノ・ストリギニ氏は、安全性と有効性のバランスに同社は自信を持っていると説明。次のステップはびまん性大細胞型B細胞リンパ腫患者向けのCART療法利用の認可を求めることになるだろうとし、年内にそれが行われる可能性が高いと述べた。ノバルティスはこれらの療法に絡んだ製造への投資を倍増させている。

原題:Novartis Signals Growing Ambitions for CAR-T Cancer Treatments(抜粋)

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