米政府は、世界の航空輸送業界に秩序を回復させるための措置を講じていると表明した。トランプ大統領が27日署名したイスラム圏7カ国からの入国を一時禁止する大統領令を受け、週末に混乱が起きていた。

  米国土安全保障省は29日遅く、大統領令の対象となる諸国出身の永住権保有者の米空港での拘留をやめるように、また入国制限の対象者に海外で米国行き航空機に搭乗しないように勧告する声明を出した。

  同省の声明は、旅行者や航空会社の搭乗口係員、入国審査官らが2つの矛盾する指示に直面したことに対して是正を図るもの。大統領令でシリアとイラク、スーダン、ソマリア、イエメン、リビアからの入国が制限される一方で、米国の複数の裁判所では大統領令の一部執行を差し止める判断が下された。

  29日にはニューヨークやアトランタ、デトロイトなどで数千人が集まり、入国制限に抗議した。ロサンゼルス国際空港ではデモ隊が海外便のターミナルに押し寄せたほか、外部の交通をまひさせた。

原題:After Chaos at Airports, Homeland Security Says Order to Return(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE