ホワイトハウスはトランプ米大統領がバノン首席戦略官兼上級顧問を国家安全保障会議(NSC)の常任メンバーとする一方で、国家情報長官と統合参謀本部議長の役割を制限したことについて、その正当性を主張した。

  スパイサー大統領報道官は米ABCの番組「ジス・ウィーク」で29日、「われわれは大統領が極めて重要な機密事項に関する決断を下すプロセスを確実に効率化するため、改革を浸透させつつある」と述べた。

バノン首席戦略官兼上級顧問
バノン首席戦略官兼上級顧問
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  トランプ大統領は28日、国家安全保障の主要な政策課題を検討するNSCの幹部級委員会の常任メンバーにバノン首席戦略官(63)を加える大統領覚書を公表した。同戦略官は保守系オンラインニュースサイト「ブライトバート・ニュース」幹部を経てホワイトハウス入りした。他の常任メンバーは国務長官や国防長官など。覚書によると、国家情報長官と統合参謀本部議長は「その責任と専門知識に関連した問題が話し合われる場合」のみ会議に出席することになる。

  上院軍事委員会のジョン・マケイン委員長(共和)はCBSの番組「フェース・ザ・ネーション」で29日、バノン氏を新メンバーに加えてダンフォード統合参謀本部議長を外したことに懸念を表明。オバマ前大統領の補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたスーザン・ライス氏はツイッターで、「イスラム国やシリア、アフガニスタン、北朝鮮に関する政策を決定する上で軍事的な助言(や機密情報)が必要なのは誰なのだ」とし、今回の再編は「完全にクレージー」だと批判した。

  スパイサー報道官は「大統領は統合参謀本部議長から豊富な情報を得ている」とし、ライス氏の批判は「明らかに不適切だ」と反論した。

原題:White House Defends Putting Bannon on National Security Council(抜粋)

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