コーヒー店チェーン世界最大手、米スターバックスのハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)は難民1万人を向こう5年かけて世界で採用する計画を明らかにした。同氏はトランプ米大統領の移民規制について「心が痛む」とも記した。大統領は27日、難民受け入れを停止しイスラム圏7カ国の市民の入国を禁止する大統領令に署名している。

  シュルツ氏は従業員に宛てた書簡で、スターバックスは入国禁止措置の影響を受ける従業員と直接連絡を取り合っているほか、「混乱期を乗りきるためにできる限りの支援とサポートを行う」と言明した。また、今年CEO職を引き継ぐケビン・ジョンソン最高執行責任者(COO)とともに、従業員ともっと頻繁にコミュニケーションをとる意向も示した。

スターバックスのロゴ
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Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

  シュルツ氏は同社ウェブサイトに掲載した書簡で「長い間、当然と思われてきた礼節や人権が傷つけられているとの警戒の声が皆さんから聞こえ、仲間同士であるわれわれを懸念させる問題に共に取り組むため、より迅速かつ直接的な形のコミュニケーション方法を使っていきたい」と記した。

  同氏はメキシコとの国境沿いに壁を建設するトランプ大統領の計画にも触れ、スターバックスはメキシコ「投資を続ける」と言明。「提案される貿易制裁や移民制限、税措置がメキシコ人の顧客や仲間、家族の事業や米国人への信頼に影響を与える中で、彼らを助け支えていく」と記した。

  さらに、「この国の良心を見守る証人となり、アメリカンドリームの約束が問われるという、そんな前代未聞の時代をわれわれは生きている」とも表明した。

原題:Starbucks Plans to Hire 10,000 Refugees After Trump Action(抜粋)

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