石油輸出国機構(OPEC)は、原油の減産履行について投資家を納得させているようだ。

  OPECなど産油国が減産を実施するなか、資産運用会社はウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格について、少なくともここ10年で最も楽観的な見方をしている。サウジアラビアは、目標としている減産幅である日量計180万バレルの80%余りが履行されていると説明。タンカー追跡会社ペトロロジスティクスによると、OPECによる原油輸出は今月減少している。

  ソシエテ・ジェネラルの商品調査担当責任者、マイク・ウィットナー氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで「全ての兆候はOPECによるかなり大幅な減産実施を示唆している。今週までは生産者のみからデータを得ていたが、ここにきてタンカーの追跡記録がこうした見方を下支えしているようだ」と述べた。

  ペトロロジスティクスによれば、OPECは減産実施の最初の月となる1月に原油供給を日量90万バレル削減する見通しだ。これは、OPECが合意した減産幅の約75%に相当する。ロシアなどOPEC非加盟国11カ国も協調減産を実施する見込み。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによる原油の買越残高は24日終了週に2万1429枚(6.1%)増え37万939枚と、データが残っている2006年以降で最高水準に達した。

原題:OPEC Convinces Investors That Its Oil Production Cuts Are Real(抜粋)

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