米国土安全保障省のケリー長官は29日、イスラム圏7カ国からの入国を一時停止する大統領令について、グリーンカード(永住権)保有者の米国への入国が阻止されることはないと述べた。同大統領令に対して国内外で批判が強まっている。

  同大統領令をめぐっては複数の米連邦地裁判事が一部執行を差し止めたほか、世界の主要企業経営者や米議員、各国指導者も非難や懸念を表明。これに対し、トランプ米大統領は大統領令の正当性を主張した。

  ジョン・マケイン、リンゼー・グラム両議員が厳しい表現を用いた共同声明を公表したのをはじめ、他の共和党上院議員も入国制限の対象が広過ぎて米国にとって打撃となる恐れがあると示唆した。

  ケリー長官は発表資料で、「大統領令の条項適用の際、合法的な永住権保有者の入国は米国の利益になるとここに判断する」とした上で、「公安と公益への重大な脅威を示唆する好ましくない重要情報の入手がない限り、合法的な永住権保有者の地位はわれわれの個々のケースの決定において決着をつける要因になるだろう」と説明した。

原題:Kelly Says Green Card Holders Won’t Be Stopped by Travel Ban(抜粋)

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