ドイツの検察当局は同国の自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車排ガス不正に対する刑事捜査の対象をマルティン・ウィンターコルン前CEOにまで拡大した。この不祥事での捜査対象者はほぼ倍に増えている。

  独ブラウンシュワイクの検察は現在、個人37人を中心に調べを進めていると27日の声明で発表。これまで知られていた人数を16人上回る。当局側は同日終了週に20を超える地点で家宅捜索を実施。詐欺と競争規定違反の疑いが持たれており、独紙ビルトは、前CEOのミュンヘンにある自宅とオフィスの捜索も行われたと報じた。

  ウィンターコルン前CEOは今月の議会証言で、排ガス検査をごまかすソフトウエアを表す「無効化装置」という言葉を初めて耳にしたのは不祥事発覚直後だと主張した。前CEOが公の場で発言するのは、1年4カ月前の辞任後初めて。

  VWはコメントを控えている。前CEOの弁護士もコメントを求める電子メールと電話には今のところ応じていない。

原題:Ex-VW CEO Winterkorn Added to German Diesel Criminal Probe(抜粋)

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