ドイツの自動車部品メーカー、ロバート・ボッシュは、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正スキャンダルに絡む費用の見積もりを5月に公表する。この件では従業員の不正も疑われるため、同社は調査を継続する。

  ボッシュのフォルクマル・デナー最高経営責任者(CEO)は26日遅く本社のあるシュツットガルトで記者団に対し、「(VWの不正が明らかになった)2015年9月にすぐ、当社は調査を開始した。事態を徹底的に明らかにしたい」と発言。「当然、以前から内部のコンプライアンス体制はあった。われわれは常にそれを見直している」とも語った。

  世界最大の自動車部品メーカーであるボッシュは、VWの排ガス不正スキャンダルの核心となった2リッターおよび3リッターのディーゼルエンジン車向けに制御用ソフトウエアを供給しているが、不正への正確な関与は不明。米サンフランシスコ連邦地裁に提起された集団訴訟をほぼ決着させた先月の原則合意も、チャールズ・ブレイヤー判事が承認するまで詳細は公表されないことになっている。

  ボッシュは排ガス規制に違反した疑いで米当局が別途調査を開始したフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)にも技術を供与していた。デナーCEOは当局の調査が継続しているとし、FCAとの協議についてコメントを控えた。

原題:Bosch to Disclose Provisions in May Related to VW Diesel Scandal(抜粋)

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