スイスの銀行、UBSグループの顧客は2016年10-12月(第4四半期)に純額ベースで152億スイス・フラン(約1兆7500億円)の資金を引き揚げた。株式相場と米金利の上昇をてこに同四半期は大幅増益だったが、ウェルスマネジメント事業のマージンは3四半期連続で低下した。

UBS10-12月:税引き前利益が予想上回る、米金利上昇が追い風

  UBS株はチューリヒ時間27日の取引で一時3.6%安。この日の発表によると、顧客資金動向は全ての資産運用部門で純流出だった。アンドルー・クームス氏らシティグループのアナリストの試算によると、ウェルスマネジメント事業の収益は運用資産100ドル当たりわずか73セントで、これはUBSとして過去最低。

  第4四半期の税引き前利益は前年同期の3倍余りに増えた。訴訟費用に備えた引当金は1億6200万フラン積み増した。アナリストは5億4400万フランを予想していた。

  メインファーストのアナリスト、ダニエル・レグリ氏(チューリヒ在勤)は「訴訟費用は予想より少額だったが、あらゆる部門での資金大幅流出は非常にネガティブだ」と述べた。

原題:UBS Clients Pull Net $15 Billion in Quarter as Margins Decline(抜粋)
UBS Clients Pull $15 Billion in Quarter as Margins Decline (1)

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