ケーブルテレビ(CATV)運営で米最大手のコムキャストがかつてのテレビ黄金時代に戻ったかのようだ。正しく言えば、CATV黄金時代だ。

  同社は過去5四半期のうち、4四半期でCATV契約者数が増え、業界で懸念される有料テレビ視聴契約の解除、いわゆるコードカッティングの潮流に逆行。市場シェアを一部通信会社や衛星放送会社から奪い返している。2016年10ー12月(第4四半期)の新規契約者は8万人と、アナリスト予想の7万7929人を上回った。

  CATV事業の回復で、第4四半期決算は市場予想を上回り、26日の米市場で株価は一時4.7%上昇。同期の売上高は9.2%増の210億ドル(約2兆4120億円)、純利益は17%増の23億ドルだった。同社幹部は同事業の勢いについて、「X1」と呼ぶ新しいプラットフォームが寄与したと分析。X1のセットトップボックスを使うと、テレビやネットフリックスで番組や映画などを探すのが容易になる。

  高速インターネット事業も好調で、この分野でもコムキャストは成長している。第4四半期の新規加入者数は38万5000人と、アナリスト3人の予想平均だった約38万人を上回った。

  同社は17年に四半期配当を15%引き上げると発表したほか、1対2の株式分割や50億ドルの自社株買い計画も明らかにした。

原題:Comcast Allays Cord-Cutting Fears With Surge in New Subscribers(抜粋)

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