アップルの来週の決算発表では、1年にわたり減少が続いた「iPhone(アイフォーン)」販売が増加に転じたことが示される公算が大きく、予想通りなら朗報だ。

  しかし、一部のアナリストによれば、顧客があまり高価でない機種を選好している兆しが見える中、アップルにとって重要なホリデー商戦期間の平均販売価格は低下した公算が大きい。昨年9月に発売したアイフォーン「7」よりも古い「6s」で良しとする購入者もいるという。

  バークレイズのアナリスト、マーク・モスコウィッツ氏は今週の顧客向けリポートで、「最近のスマートフォン購入者はアイフォーン6sを選ぶ傾向が強まっている」と指摘。「スマートフォンが全般に技術的に進化し、複数年あるいは端末が壊れるまで大部分のユーザーのデジタルニーズに十二分に対応できるようになったという懸念が業界関係者の間で強まっていると見受けられる」と述べた。同氏はアップル株の投資判断を「ホールド」に引き下げた。

  アップルは1月31日に四半期決算を発表する。「7プラス」は「6sプラス」発売時の価格よりも約20ドル高いにもかかわらず、ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト予想では、昨年10ー12月期のアイフォーンの平均販売価格は688ドルと、前年同期の691ドルから低下したと見込まれている。従来は新型アイフォーンの発売で平均販売価格はほぼ一貫して上昇していた。

  ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト予想平均によると、昨年10ー12月期のアイフォーン販売台数は約7600万台と、前年同期の7500万台から増加したと見込まれている。売上高は2%増の770億ドルの見通し。アップストアや音楽ストリーミングサービスからの収入増加がアイフォーンの金額上の落ち込みを補ったとみられる。

  
原題:Apple IPhone Price Under Pressure as Buyers Seek Cheaper Devices(抜粋)

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