英銀バークレイズは英国が欧州連合(EU)を離脱した後のEU事業の本拠地としてダブリンを選んだと、事情に詳しい関係者が明らかにした。英国を本拠とする金融機関がEU市場への簡便なアクセスを失うならば約150人をダブリンに移す計画だという。

  関係者が匿名を条件に述べたところによると、バークレイズは今月、ダブリンでオフィススペースを探し始めた。また、アイルランドでの業務拡大について同国当局と協議したという。メイ英首相が2年間の離脱交渉で、ロンドンからEU市場へのアクセスを可能にする一時的または恒久的な合意を得られない場合に備え、バークレイズは緊急計画を進展させている。

  同行は発表文で「EU離脱に関してさまざまな緊急事態に備えるとかねて明言している。ダブリンの既存事業を拡大することも含まれる」と説明。「利用可能なオフィススペースを確認することはこうした緊急計画の必要かつ当然の一部だ」と付け加えた。

  メイ首相が先週、EU単一市場から撤退する方針を表明した後、国際的な銀行は人の移動やEU内の拠点構築についての計画を明らかにしつつある。

メイ英首相:単一市場から撤退、最終案は議会採決-ビジョン説明

原題:Barclays Said to Pick Dublin as EU Headquarters After Brexit(抜粋)

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