英国の昨年10-12月(第4四半期)の経済成長率はエコノミスト予想を上回った。欧州連合(EU)離脱決定による悪影響は依然として見られていない。ただ、特定のセクターへの偏った依存という懸念材料はある。

  政府統計局(ONS)の26日の発表によると、第4四半期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比0.6%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は0.5%増だった。英経済は16四半期連続で拡大した。けん引役はサービスと個人消費にほぼ限定され、近年の偏りが続いている。

  昨年6月にEU離脱を選んで以来、英経済は予想以上の堅調を維持している。ただ、消費への依存が過度に大きく、ポンド下落に伴うインフレ加速が実質所得への圧力となる中で今年はけん引役が揺らぐ恐れもある。

  最終的に利用可能になるデータの44%に基づいた速報値によれば、サービスセクターの生産が0.8%増となり成長率に0.6ポイントのプラス寄与。鉱工業生産の横ばいを補った。

  速報値に基づくと2016年通年の成長率は2%。前年の2.2%から減速し、13年以来の緩やかなペースとなる。今年は1.2%へとさらなる減速が見込まれている。

原題:U.K. Economy Dismisses Brexit Threat as Growth Stays Strong (1)(抜粋)
U.K. Brexit Boom Still Sees Economy Plagued by Old Problems (1)

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