中国当局が資本流出抑制を図っていることで、米国のホテル買収の大型案件少なくとも2件が頓挫した。ホテル業界の会議で複数のパネリストが明らかにした。出席者らは中国の抑制策で今年、不動産購入が妨げられる公算が大きいとみている。

  米ロサンゼルスで24日開催された「アメリカズ・ロッジング・インベストメント・サミット」で、ジョーンズ・ラング・ラサールのマネジングディレクター、ジルダ・ペレスアルバラド氏は「今年の大きなゲームチェンジャーは米国に流入する中国マネーの大幅な減少だ」と指摘。その上で、中国の保険会社は契約者に一定の利回りを保証する必要があるとして、「中国当局が完全な停止を強要するのは持続可能なことではない」と述べた。

  中国は昨年12月、本土企業による本土外での合併・買収(M&A)に関する規制を強化。ウェルズ・ファーゴの不動産投資銀行部門イーストディル・セキュアードのマネジングディレクター、マーク・ショーエンホルツ氏によれば、1週間前にニューヨーク市のホテル買収案件2件が取りやめとなった。同氏は物件名を明らかにせず、それぞれ約4億ドル(約450億円)と約5億ドルの案件だったと述べた。

原題:China Capital Controls Scuttle U.S. Hotel Deals, Curb Purchases(抜粋)

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