大統領選挙を控えたフランスで25日、有力候補で最大野党・共和党など中道・右派陣営の統一候補のフィヨン元首相に対し、検察当局が予備的捜査を開始した。高潔さを売りにしてきたフィヨン氏だけに、捜査結果次第では影響が広がりそうだ。

  捜査はフィヨン氏が妻のペネロプさんを1998年から議員スタッフとして雇ったことに関するもので、仏週刊紙カナール・アンシェネは24日、ペネロプさんが実際には働いていないのに複数年で合わせて約50万ユーロ(約6100万円)の公的資金を給与として受け取ったと報じた。情報源の明示はない。

  フィヨン氏(62)は25日夕、捜査で根拠のない疑惑は解明されるとして、なるべく早く検察当局に説明したいとの声明を出した。

  同氏は今月の世論調査で、極右政党である国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首にリードを許している。イプソスの調査でルペン氏は26%前後の支持を集め、フィヨン氏は25%だった。昨年12月半ばはフィヨン氏の支持率が3ポイントほどルペン氏を上回っていた。

原題:French Frontrunner Rocked by Probe Offering Opening to Rivals(抜粋)

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