米国の利上げは今年後半から矢継ぎ早に進む見通しで、連邦公開市場委員会(FOMC)は来年になれば四半期ごとに政策金利を引き上げるとBNPパリバは予想した。これでドルは上昇、金相場は1オンス=1000ドルの方向に下がっていくという。

  BNPパリバは25日のリポートで、年内利上げの根拠にトランプ米大統領が提案する拡張的な財政政策を挙げるとともに、同大統領の綱領で2018年に賃金が上がり労働コストが上昇する可能性を指摘した。ブルームバーグの集計データによると、同行は昨年10ー12月期の金および貴金属相場予想の精度が最も高かった。

  同行商品ストラテジストのハリー・チリンギリアン、ギャレス・ルイダビー両氏は「17年前半はインフレ率の高まりで金は依然としてサポートされるかもしれないが、下期になれば米金融当局が利上げを追求するのでドルは強いまま推移する」とし、「18年には四半期ごとに利上げがあると予想する」と記した。

  FOMCは昨年12月に約1年ぶりに利上げを実施。投資家は米経済が回復の兆しを見せ、トランプ大統領が成長加速と雇用創出、インフラ投資を約束する中で追加利上げのタイミングを見極めようとしている。金相場は同年11月の米大統領選でトランプ氏が予想に反して勝利すると、景気見通しの楽観で値下がり。今月に入り反発していた。

  両ストラテジストは金が「1月の上昇分を保ち、一段高となる可能性さえある」とした上で、年末に近づけば追加利上げ期待が相場を決定付けるとして、「最も無理がないのは再び下げることだろう」との見方を示した。今年の金相場の平均はオンス当たり1210ドルとし、従来予想を80ドル引き上げた。18年は1100ドルとしている。

原題:Top Forecaster Says Fed to Hike Rates Every Quarter in 2018 (2)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE