中国が金融政策を頻繁に微調整し、市場ウオッチャーを困惑させている。

  中国人民銀行(中央銀行)は最近、貸し出し手段を使って流動性の引き締めと拡大の両方を行った。春節(旧正月)の連休で27日から本土市場が休場入りするのを控え、レバレッジを抑制しつつ、資金の逼迫(ひっぱく)を回避しようと図っているためだ。

  フィデリティ・インターナショナルの日本を除くアジア太平洋担当最高投資責任者(CIO)、ティム・オーチャード氏は香港での記者説明会で、「非常に混乱している。中国側は常にメッセージを送ろうとし、経済の微細管理を図っている。外から見れば、少し支離滅裂のように見える場合もある」と述べ、中国の金融政策は「綱渡り」だと指摘した。

  人民銀は24日実施した中期貸出制度(MLF)を通じた流動性供給で、前回から利率を引き上げ、市場関係者を驚かせた。

  三菱東京UFJ銀行の市場アナリスト、李劉陽氏(上海在勤)は、人民銀がそれまで数週間にわたり市場センチメントの安定化を試みてきたことを踏まえると、利率引き上げの決定に「かなり驚いた」と話した。

  北京高華証券の中国担当チーフエコノミスト、宋宇氏は、人民銀が発するまちまちなシグナルは短期金融市場のボラティリティー(変動性)を高めており、「政策意図の誤解」につながり得ると分析。中国経済指標予測の正確さでトップクラスの宋氏は中国当局に対し、あいまいさを減らし景気過熱を回避するため、金融政策を引き締めるよう促した。

  中国本土の金融市場は2月2日まで休場となる。

原題:China Policy Signals Perplex Market as Fidelity Says ‘Confused’(抜粋)

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