中国工業セクターの企業利益は昨年12月、価格上昇にもかかわらずここ1年で最低の伸びにとどまり、需要鈍化が景気拡大の重しとなる恐れがあることが浮き彫りとなった。

  国家統計局が26日発表した12月の工業利益は前年同月比2.3%増の8444億元(約13兆9100億円)。11月は14.5%増だった。2016年全体の工業利益は前年比8.5%増の6兆8800億元。15年は2.3%減少していた。 

  オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC、華僑銀行)の謝棟銘エコノミストは、「原材料価格は上昇しつつあるが、生産者はその分を消費者に転嫁できず、やや圧迫されている」と指摘。「景気の安定化が続けば利益が伸びる余地はなおあるものの、一段と保護色を強めているトランプ政権下の米国といった世界的な状況も不確実性につながっている」と述べた。

  財政省のウェブサイトに掲載された発表文によると、昨年の国有企業の利益は1.7%増の2兆3200億元だった。

原題:China Industrial Profits Increase at Slowest Pace in a Year (1)(抜粋)

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