26日の債券相場は続落。前日の米株高・債券安の流れを引き継いだほか、日本銀行の長期国債買い入れオペをめぐる不透明感を背景に、この日も売り優勢の展開となった。

  現物債市場では、新発40年物の9回債利回りが日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と比べ4.5ベーシスポイント(bp)高い1.0%と、新発債として昨年2月24日以来の大台に乗った。20年物の159回債利回りは0.66%と同2月以来、新発30年物53回債利回りは0.84%と同3月以来の高水準をそれぞれ付けた。長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは、2bp高い0.085%と、同12月16日以来の水準まで売られた。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比17銭安の149円91銭で取引を開始。午後にかけても売り優勢の展開が続き、一時は149円79銭と、日中ベースで昨年12月27日以来の安値を付けた。結局、24銭安の149円84銭で引けた。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「昨日、予定されていたオペが入らなかったということで、全体的に様子見ムードがある」とし、「超長期に関しては日銀がどこら辺で抑えに来るか分からない部分がある」と指摘。「超長期に限らず、全体的に買いたい感じではない」と話した。

  25日の米株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は前日比0.8%高の20068.51ドルと、終値ベースで初の2万ドル超えとなった。トランプ政権下での経済成長加速や歳出拡大への期待が広がった。一方、米国債相場は下落し、10年債利回りは5bp上昇の2.51%と4週間ぶりの高水準となった。
  
  財務省はこの日、残存期間5年超15.5年以下の銘柄を対象に流動性供給入札を実施。応札倍率は3.75倍と、前回同年限の3.61倍から上昇した。無難な入札結果を受けて、後場の相場はやや下げ渋る展開となった。

日銀の姿勢見極め  

日本銀行本店
日本銀行本店
Photographer: Yuriko Nakao/Bloomberg

  日銀が25日午前10時10分に実施した今月9回目となる国債買い入れオペでは、対象は残存期間10年超と物価連動債で、残存期間1年超5年以下は含まれなかった。10年超の買い入れ額は前回から据え置かれた。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「超長期の利回りが12月にオペ増額した当時の水準に上昇しているにもかかわらず、何もしないということで日銀の行動が読めなくなっている」と指摘。「40年債利回りの1%では絶対水準バイヤーからすると入りやすい」と言い、押し目買いを期待したいと付け加えた。

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