英北部スコットランドが英国からの独立を問う2回目の住民投票実施に一歩近づいた。英最高裁は24日、メイ英首相が欧州連合(EU)離脱通告で議会の承認を得る必要があるとの判断を下す一方、スコットランドや北アイルランドなどの自治議会による承認は不要だと結論付けた。

  スコットランド行政府のスタージョン首相は同日の声明で、スコットランド議会と協議する場を設けるとの英政府の約束は今や「だだの紙切れにすぎず」、スコットランドの将来を住民の手に取り戻すかどうかを決める必要が「これまで以上に明確になりつつある」と表明した。

スタージョン・スコットランド行政府首相
スタージョン・スコットランド行政府首相
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  昨年6月の英国民投票では、スコットランドの全投票区でEU残留が支持された。スコットランド民族党(SNP)の党首でもあるスタージョン首相は、最高裁の判断はEU加盟の是非にとどまらない「抜本的な問題を提起」しているとコメントした。

  スコットランド独立を問う2014年の住民投票では、独立反対が55%と、賛成の45%を上回った。世論調査は現在、再び住民投票が行われれば、同じような結果が出ることを示唆しているが、スタージョン首相は今ならスコットランドが英国で民主的に扱われていないと主張して独立懐疑派に訴えかけることができる。

原題:Scotland Gets Closer to Independence Vote With Brexit Ruling (1)(抜粋)

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