鉄鉱石価格は、アナリストらが上昇は行き過ぎで勢いは衰えると繰り返し警鐘を鳴らしているものの、中国の輸入需要が維持されるとの観測から、約2年ぶりの高値近辺に上昇している。

  キャピタル・エコノミクスの商品担当チーフエコノミスト、キャロライン・ベイン氏は「最近の値上がりは持続しない」と指摘。最近の価格上昇について、非常に投機的な性質を持つと述べた。同氏は電子メールで今週後半から始まる中国の春節(旧正月)について触れながら「春節休暇明けの需要に対する楽観的な見方に基づいているようだ」と説明した。

  中国では国内の鉱山生産が落ち込む中、政府の刺激策が鉄鋼生産を下支えし、鉄鉱石の輸入需要が過去最高水準に達したため、鉄鉱石価格は昨年上昇。シティグループは最近の価格上昇の説明の一環として、高品位鉱石の不足が原因である可能性を指摘。全体の海上輸送による供給が増加しても高品位鉱石の調達は困難になっている。世界銀行やゴールドマン・サックス・グループなどが今年は価格が軟化するとの見方を示している。
 
原題:Iron Ore Extends New Year Ascent as Slump Warnings Intensify (1)(抜粋)

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