25日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  電子部品:TDK(6762)が前日比4.3%高の8100円、太陽誘電(6976)が2.5%高の1361円、ミネベア(6479)が3.2%高の1113円など。ゴールドマン・サックス証券では、大手6社の2016年10-12月の電子部品受注が5四半期ぶりにプラスに転じたとの24日付の日本経済新聞朝刊の報道は、今週から始まる電子部品企業の決算に対して安心感を与える内容と評価。春ごろに向けての受注は再び強いと予想した。また、ハードディスク駆動装置大手の米シーゲイト・テクノロジーの第3四半期業績見通しが市場予想を上回り、時間外取引でシーゲイト株が大幅高したことも好感された。

  日本電気硝子(5214):4.4%高の646円。メリルリンチ日本証券では、米コーニングや韓国パネルメーカー2社の決算から液晶ディスプレー(LCD)向けガラスの好調な需要環境を確認、短期的に日電硝など日本のガラスメーカーの業績やガイダンスに対する期待が高まる可能性が高いと分析した。LGディスプレーがサムスン電子にテレビ用ディスプレー供給で合意との報道について、事実ならば日電硝が特に数量的なメリットが発生すると指摘した。旭硝子(5201)も2.6%高の835円。

  アルプス電気(6770):6.5%高の2988円。クレディ・スイス証券は24日付で目標株価を2700円から3400円に引き上げた。投資判断は「アウトパフォーム」継続。スマートフォンの旗艦モデル向けのOIS(光学式手ぶれ補正ユニット)や人の触覚を通じて情報を伝える「ハプティック」関連製品の数量拡大などで来期は大幅増益になると予想。18年3月期営業利益予想を622億円から668億円に上方修正した。会社側の今期営業利益計画は380億円。

  ファクトリーオートメーション(FA)関連:安川電機(6506)が5.2%高の1997円、SMC(6273)が5.6%高の2万9400円、THK(6481)が4.2%高の2760円。ゴールドマン・サックス証券は、24日の安川電社長とのミーティングを受けて、17年にFA機器の物量が過去ピークを更新するとの同証見解を改めて強調した。同証では安川電の投資判断「買い」を維持、日本のFAサブセクターへの強気姿勢を継続する。

  ダイキョーニシカワ(4246):8.2%高の1512円。大和証券は24日付で投資判断を5段階評価の2番目に当たる「2(アウトパフォーム)」を付与、調査を開始した。業績モメンタムは今下期から力強く、株価の評価余地は大きいと指摘。SUVの生産能力不足解消によるマツダの国内自動車生産台数の増加、ダイハツ工業の新モデルへの樹脂製バックドアの採用拡大が見込めるとした。

  日本電産(6594):1.2%安の1万720円と6営業日ぶりに反落。24日に17年3月期営業利益計画を1350億円から前期比19%増の1400億円に上方修正したが、市場予想1405億円に若干届かなかった。SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、好決算が期待され事前に買われてきたが、実際の決算は驚くほど良いものではなく、利益確定売りが出たようだと指摘。また、残業ゼロへ1000億円投資するとの25日付の日経報道も短期的にはコスト増とみられ慎重な見方が出たようだと述べた。

  静岡ガス(9543):2.3%安の755円。みずほ証券は24日付で投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を810円から660円に引き下げた。ガス販売量の伸びが低調で実質利益の中期的な成長性が限定的と分析。同証による17年12月期営業利益予想を74億円から38億円に下方修正した。

  電線関連:フジクラ(5803)が3.8%高の712円、古河電気工業(5801)が3%高の3920円など。米コーニングが24日に発表した第4四半期決算は、コア1株利益が50セントと市場予想44セントを上回った。コーニング株は5.7%高と急伸。野村証券では、コーニングが光ファイバーの需給はひっ迫とコメントしていたと指摘したうえで、光ファイバーの需給環境が良好な状況が続いていることは、日本の電線メーカーの業績にもプラス要因との見方を示した。 

  ミルボン(4919):5.6%高の4680円。化粧品大手のコーセー(4922)と資本業務提携すると25日午後2時に発表、その後急騰した。スキンケア・メイク製品の共同開発など業務提携を進めるためのプラットフォームとして、6月にも両社で合弁会社を設立する予定。

  タカタ(7312):80円(18%)高の519円ストップ高。法的手段を通じた再建は想定していないと24日にコメントを発表、見直し買いが入った。タカタは再建策の策定に際して「あたかも法的整理を前提に進められているかのような誤解を招きかねない一部報道」 で混乱をきたしたことは「遺憾」とした。

  ブレインパッド(3655):19%高の1685円。米画像処理大手のエヌビディアが開始したインセプション・プログラムの日本パートナー企業に認定されたと24日に発表。ディープランニング手法を中心とした人工知能サービスなどを開発する企業を支援する。

  安永(7271):18%高の1801円。17年3月期営業利益計画を10億2000万円から前期比およそ3.8倍の14億円に上方修正すると24日に発表した。エンジン部品、機械装置事業でのプロダクトミックス改善などで利益率が好転したという。為替変動で海外子会社の外貨建て借入金の為替評価損も減ったことも寄与。

  イントランス(3237):80円(39%)高の283円とストップ高。国内カジノ1号のダークホースになるかもしれないと日経電子版が25日に報道。和歌山県北西部沖の人工島の一部を同社が取得、カジノを含む統合型リゾート(IR)開発に向けて準備をしているという。

  モリト(9837):7.2%高の907円。発行済み株式総数の2.41%、7億円を上限に25日から自己株式を取得すると25日午前11時に発表。流動性向上や株主層の拡大などが期待された。

  ラクーン(3031):6.9%高の482円。同社が提供する企業間後払い決済サービス「Paid(ペイド)」が金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ(3769)が24日から提供を開始した企業間電子商取引向け決済パッケージに導入されることが決定、将来的な収益寄与などが期待された。

  ローランド ディー.ジー.(6789):6.1%高の3295円。16年12月期営業利益は43億円と従来計画の34億円を上回ったもようと24日に発表。想定以上の円安推移で原価率が改善、前の期比では減益率が37%から20%に縮小する。

  ライトオン(7445):4.5%安の949円。17年8月期営業利益計画を40億5000万円から12億5000万円に下方修正すると24日に発表。8.5%の増益予想は一転、67%の減益となる見込み。30円を計画していた年間配当は20円に減額。従来は前年同期比3%増とみていた上期の既存店売上高が秋物の苦戦などで同7%減に落ち込む見通しとなった。

  両毛システムズ(9691):2.7%安の890円。24日発表の16年4-12月期営業損益は300万円の赤字。前年同期の1億1500万円の黒字から悪化した。マイナンバー制度開始に伴うシステム改修需要の特需がなくなり、商談環境は堅調ながら競争入札浸透による低価格化も厳しいという。

  小松ウオール工業(7949):1.5%安の1917円。4-12月期の営業利益は前年同期比5割減の8億3200万円だったと24日に発表。売上総利益率の低下や人件費など固定費増加が響く。

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