メイ英首相が目指す欧州連合(EU)離脱の前に、新たなハードルが立ちはだかった。英最高裁は24日、交渉を開始するには法案を議会で通過させることが必要だと判断した。

  デービスEU離脱相は24日、「迅速な」法案の通過を約束したが、議員らは最高裁の判断をメイ首相の離脱戦略に影響を与える手段として考えている。議員のほとんどがリスボン条約50条の発動に反対する考えはないとしているが、3月31日の期限までに発動できない可能性が浮上した。政府は自ら設定した期限を順守する方針を表明した。

  デービス担当相は「ややこしい法案ではない。EUを離脱すべきかどうかについてではない。それはもう決定している」と語った。

  クイーン・メアリー大学のフィリップ・カウリー教授は「議会では物事が思わぬ方向に運ぶことはあるが、現時点でどんなことが起こり得るかは分からない。議員の過半数は単一市場にとどまりたいと考えているだろうが、どう法案を修正するのかは不明だ」と話した。

英最高裁、EU離脱手続きに議会承認必要と判断-政府主張退ける

原題:May Faces Hurdles to Starting Brexit Talks After Court Rules (2)(抜粋)

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