モルガン・スタンレーが上場投資信託(ETF)業界にメッセージを送っている。

  非公開情報だとして事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べたところによれば、モルガン・スタンレーは一部のETF発行体に対し手数料の支払いを求め、そうしなければ将来的に同行の販売ネットワークの利用ができなくなる恐れがあると警告している。

  取引データに関してETF会社に課金するというこの計画は、米ブラックロックなど一部の大手ETF提供会社から当初反発を受け、モルガン・スタンレーは手数料引き下げで対応したと関係者は説明した。

  モルガン・スタンレーのウェルスマネジメント部門によるこうした動きは、仲介収入を下支えしようとするウォール街の取り組みを反映している。投資家が高コストのアクティブ運用ファンドを避け、指数連動ファンドなど割安なパッシブ型商品に流れていることや、低コストファンドの提供を通じて急成長しているETF業界への挑戦でもある。

  モーニングスターのグローバルETF調査ディレクター、ベン・ジョンソン氏はインタビューで、モルガン・スタンレーの計画が「ある程度うまくいけば、他行が一斉に追随しても驚かない」と述べた。モルガン・スタンレーの広報担当ブルース・ダンバー氏はコメントを控えた。

原題:Morgan Stanley Said to Seek Fees From ETF Issuers to Carry Funds(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE