米連邦取引委員会(FTC)はジェネリック(後発薬)参入を遅らせる動きを引き続き取り締まる一方、エンド-・インターナショナルが主力2医薬品の競争を回避するため競合他社と手を組み、反トラスト法(独占禁止法)に違反したとの訴えは取り下げた。

  FTCは23日、エンド-の医薬品のジェネリックの市場参入を阻止してきた取り決めをめぐり、テバファーマスーティカル・インダストリーズ傘下のワトソン・ラボラトリーズと元親会社のアラガン、インパックス・ラボラトリーズをサンフランシスコの連邦地裁にあらためて提訴。エンド-が独占的な利益を守るため、鎮痛剤「リドダーム」と「オパナER」のジェネリック版の発売が先送りされるよう、これら企業と取り決めを結んだとFTCは主張している。

  FTCは訴状で、「エンド-はジェネリックとの競争がリドダームの売り上げに打撃を与え、競争が先送りされれば自社にかなり有利になるが、消費者にとっては極めて高くつくと承知していた」と指摘した。

  エンド-は競合他社との取り決めに参加しないことに同意し、FTCと和解した。同社は不正行為を認めておらず、制裁金の支払いもない。

  テバは2016年8月、アラガンから取得したワトソンの親会社となった。アラガンとテバの関係者はコメントを控えている。インパックスの関係者にコメントを求めたが、今のところ返答はない。

  FTCは昨年3月、ワトソンとアラガン、インパックスをフィラデルフィアの連邦地裁に提訴。エンドーは12年にリドダームのジェネリックの承認を最初に当局に求めたワトソンに1年余り市場参入を先送りする対価を支払うことで合意したと、FTCは主張していた。FTCによれば、エンド-のワトソンへの支払いは少なくとも2億5000万ドル(約282億円)に上ったという。

原題:Allergan, Teva Unit Face FTC Claims Over Generic-Drug Delays (1)(抜粋)

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