24日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  自動車株:トヨタ自動車(7203)が前日比1.7%安の6579円、ホンダ(7267)が1.7%安の3375円など。トランプ米大統領は23日、実業界首脳との会談で自動車貿易の不均衡をめぐり、「もし例えば、われわれが日本に自動車を売り、日本がそれを不可能とする行動に出ながら、それでも米市場にやってきて大量に車を売りつけるなら、それについて話し合わなければならない。不公平だ、不公平だ」と述べた。SMBCフレンド証券の松野利彦チーフストラテジストは、関税を上げることや米国で生産した部品の比率を増やすなど対策が出てくる可能性があると指摘。

  安川電機(6506):3%安の1898円。23日に2017年3月期の営業利益計画を280億円から310億円に上方修正したが、JPモルガン証券は同証事前予想の300億円とほぼ同じでサプライズはない、と指摘。会社側は、半導体市況やスマートフォン関連需要が堅調としているものの、18年3月期の業績寄与には持続性も含め不透明との見方を示す。同証では投資判断「アンダーウエート」を継続。

  関西電力(9503):4.9%安の1241円。ゴールドマン・サックス証券は23日、投資判断を「中立」から「売り」に下げた。原子力発電所の再稼働期待を織り込み株価は上昇してきたが、継続的な安定運転が担保されるまで事業環境は改善していない、と分析。仮に市場コンセンサス通り2月に仮処分が取り消されて高浜原発3、4号機が再稼働した場合、値下げが必要になるが、値下げ後に再び原子炉が停止すると赤字に転落するリスクがあるとみている。

  ディー・エヌ・エー(2432):3.6%安の2546円。JPモルガン証券は23日、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」、目標株価を4000円から2500円に下げた。任天堂(7974)との次の協業ゲームタイトルの一定の貢献を前提としても、「スーパーマリオラン」の期待を下回る結果やキュレーション事業の貢献も当面期待できないことを踏まえると、現状株価にはやや割高感が残ると指摘した。

  電子部品:アルプス電気(6770)が2%高の2806円、新光電気工業(6967)が2.2%高の847円など。野村証券は、高容量化の加速でハードディスクドライブ(HDD)市場が底打ちするとの見方を反映、アルプス電や新光電工など電子部品5社の業績予想を増額した。また、車両のIoT(モノのインターネット)化に向け、自動車メーカーがコネクティッド・カーの普及に取り組んでいることも車載電装化が加速する契機とみている。

  KOA(6999):5.1%高の1235円。16年4-12月期の純利益速報値は20億7500万円と、従来計画を31%上回ったと23日に発表。為替の想定以上の円安で収益が押し上げられたほか、為替差益約3億7000万円が発生した。

  大塚ホールディングス(4578):1.8%高の5250円。きょうから日経平均株価に新規採用された。東海東京調査センターの鈴木誠一シニアマーケットアナリストは、前日大引けに合わせて買えなかったパッシブ運用資金がきょうの寄り付きで買いを入れたとみている。23日は大引け直前の午後2時59分に5159円で売買が成立した後、立会終了時に約定がないザラバ引けとなっていた。

  愛知製鋼(5482):1.5%安の4975円。17年3月期の連結純利益計画を75億円から44億円に下方修正する、と23日に発表。16年1月に発生した知多工場での爆発事故に関連し、第3四半期に営業費用48億円を計上することが響く。

  アンドール(4640):80円(26%)高の385円ストップ高。CADシステムの「CADSUPER」シリーズの最新商品として、3次元処理が可能な「CADSUPER 2017」を2月1日から発売を開始する、と23日に発表。更新需要や将来的な収益寄与を見込む買いが入った。

  リミックスポイント(3825):80円(32%)高の328円ストップ高。子会社が中国最大のソーシャルメディア(SNS)「微博(Weibo)」の日本総代理店と業務提携したと午後発表。訪日中国人の仮想通貨決済の促進などで協力する。

  ソケッツ(3634):300円(30%)高の1311円ストップ高。音楽サービス「LINE MUSIC」にレコメンドサービスの提供を開始したと24日午後0時30分に発表した。同サービスは、保有データベースを活用し、ユーザー個人ごとに最適化した選曲を行うもの。

  セグエグループ(3968):11%高の7250円。3月末株主を対象に1株を2株に分割する、と23日に発表。流動性向上や最低投資額の低下による新規投資家の資金流入が見込まれた。

  ユニバーサルエンターテインメント(6425):6.7%高の3755円。17年3月期の連結営業利益計画を168億円から300億円へ上方修正する、と23日に発表。0.6%の減益予想が一転、78%の増益となる見込み。新機種の販売が好調、開発費や製造原価の低減も進んだ。
  
  太陽ホールディングス(4626):4.6%高の4920円。17年3月期純利益計画を55億円から62億円に上方修正したと24日午前に発表。需要が計画を上回ったことや円安が要因。

  コスモスイニシア(8844):6.1%高の420円。中長期滞在型ホテル事業に参入する、と24日付の日本経済新聞朝刊が報道。増加が続く訪日外国人らの需要を見込み、1部屋に3-5人が滞在できる40平方メートルほどの広さの部屋を用意するという。

  JIG-SAW(3914):5.9%高の7190円。格安航空会社ピーチ・アビエーションと共同で次世代情報基盤や人工知能(AI)を活用したデータ管理の実証実験を開始すると午後発表。インターネット網へ出ることなく、ユーザーから近い位置でデータ処理ができる「エッジコンピューティング基盤」を用いたものは日本初という。

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