米携帯電話サービス4位のスプリントは音楽配信サービス「タイダル」の株式33%を取得した。独占コンテンツの提供でより多くの顧客を引き付けることを目指す。

  23日の発表資料によれば、スプリントのマルセロ・クラウレ最高経営責任者(CEO)がタイダルの取締役に就任し、ミュージシャンのジェイ・Zが引き続き事業を運営する。金額などの条件は公表していない。業界紙ミュージック・ビジネス・ワールドワイドによると、スプリントは2億ドル(約230億円)支払ったという。

  他の携帯電話サービス会社も呼び物とするサービスに音楽・動画ストリーミングを加えている。AT&Tはオンラインテレビサービス「ディレクTVナウ」の加入者のデータ料金を無料にしている。ベライゾン・コミュニケーションズは米プロフットボールリーグ、NFLの試合などを顧客に無料配信している。TモバイルUSの顧客は、同社の100を超える提携先から提供される音楽・動画の配信を多額の料金を課されることなく楽しめる。

  タイダルはスポティファイやアップル、パンドラ・メディアが支配する音楽配信サービス市場で顧客を伸ばすのに苦戦してきた。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道では、タイダルは昨年、身売りの可能性についてアップルと協議。バラエティーによれば、2016年の初めにはサムスン電子の関心を引くことも試みたという。

原題:Sprint Buys 33% of Jay Z’s Music Streaming Service Tidal (2)(抜粋)

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