23日の欧州債市場は総じて上昇。ただ、フランス大統領選で極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首が勝利する可能性が意識され、フランス国債の上げ幅が比較的鈍かった。

  ルペン党首は大統領選の初回投票に関する世論調査で首位に立っている。これを受けてフランス国債はユーロ圏で最も安全な資産の一つであるという地位を失いつつあり、同国10年債と同年限のスペイン債とのスプレッドは2010年4月以来の小ささに縮小。一方、フランス債とドイツ債とのスプレッドは2年余りで最大となった。

  ロンドン時間午後4時32分現在、フランス10年債利回りは前週末比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.87%。スペイン10年債は5bp低下の1.45%、ドイツ10年債も5bp低下の0.37%となった。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズのグローバル・ストラテジスト、ニール・ドウェイン氏は23日、トランプ米大統領が「アメリカ・ファースト」を唱えたのと同様、ルペン氏が「フランス・ファースト」を前面に打ち出して選挙戦を展開すると予想。ルペン氏がそのようなメッセージを発した際の影響を注視するよう投資家に呼び掛け、「そうした主張でルペン氏に対する信頼が高まるかもしれず、それが成功するかどうかわれわれは注目する必要がある」とブルームバーグテレビジョンのインタビューで述べた。

原題:Le Pen Risk Flashes in Tightest Yield Spread to Spain Since 2010(抜粋)
Euro-Area Government Bonds End-of-Day Curves and Cross Spreads(抜粋)

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