トランプ米大統領が就任して数日がたった。選挙戦中に示された攻撃的で自分を美化する性格は相変わらずで、一候補から実際の大統領への心の切り替えはまだできていないようだ。

  軍事や経済について重大な決定ができる大統領となったトランプ氏が気に掛けたのはテレビでの視聴率や就任式典に訪れた人の数だった。21日の女性のデモ行進について、参加者らは投票に行ったのかと問い掛け軽んじる発言をツイッターに載せたりもした。

  共和党のストラテジスト、ジョン・フィーヘリー氏は「トランプ氏はもっと大統領らしく行動し始めた方がいい」とした上で、「しかし、同氏が変わるかどうか私には分からない。もしかしたらこれがニューノーマルなのかもしれない。皆がこれに慣れなければならないだろう」と話した。

  トランプ大統領はオバマ前大統領の初回の就任式と自身の就任式に集まった人数を比較した報道や、自身の政策に反対する女性たちのデモに腹を立てた。公民権運動指導者のキング牧師の胸像が執務室から運び出されたという誤った報道にも立腹したと友人の不動産投資家、トム・バラック氏が述べた。

  プリーバス大統領首席補佐官は、トランプ政権は就任式に集まった人数についての報道で権威を傷つけられたと感じたと説明。22日にフォックス・ニュースの番組で「メディアはこの大統領の正当性を否定しようと躍起だ。われわれがそれを座視することはない。あらゆる手段を尽くして毎日、そして日曜には2回ずつ、闘い続ける」と語った。

原題:Trump Shows No Sign of Shaking Off Campaign Persona to Govern(抜粋)

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