トランプ米大統領のアドバイザーらは、空席となっている米連邦準備制度理事会(FRB)理事2人のうちの1人にテキサス州の銀行幹部と元当局者、現職の連邦議員のいずれか1人の起用を検討している。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。2014年の法律では、理事うち1人はコミュニティーバンクの経験者が就任することになっており、この1人の人選を進めている。

  トランプ政権発足前に政権移行チームは、テキサス州グレープバインに本店を置くバンク・オブ・ザ・ウエストを夫と共に創業したシンシア・ブランケンシップ氏、それにメーンストリート・バンクシェアーズのジェフ・ディック最高経営責任者(CEO)と面談した。フレンチ・ヒル下院議員(共和党、アーカンソー州)も起用が検討されているという。非公開協議だとして関係者が匿名を条件に語った。

  政権側と面談したいずれかの候補者が理事に就くとの保証はない。政権側は面談の際に細かな質問書への記入などを求めたという。

  ブランケンシップ氏、ヒル議員の報道官はそれぞれコメントを控えた。米通貨監督局(OCC)で働いた経歴があり、英金融サービス当局にも助言していたディック氏にコメント要請したが返答はない。

  関係者によれば、ヒル議員は監督担当のFRB副議長候補としても検討されている。08年の金融危機時に米財務省に勤務していたGEエナジー・ファイナンシャル・サービシズのデービッド・ネイソンCEOも同ポストの候補だとブルームバーグは先に報じている。

  トランプ政権は連邦預金保険公社(FDIC)のトーマス・ホーニグ副総裁の起用についても協議。アドバイザーらはBB&TのCEOを務めたジョン・アリソン氏ら複数のバンカーとも話をしている。

原題:Trump Advisers Said to Weigh Picks for Fed Community Banker Seat(抜粋)

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