4-5月のフランス大統領選挙に向けて、与党社会党を中心とする左派陣営の候補を選出する予備選の第1回投票が22日行われ、首位に立ったアモン前国民教育相と2位のバルス前首相が29日の決選投票を争う見通しとなった。

  左派陣営からはマクロン前経済相が予備選を経ずに独立候補として本選出馬を目指しており、アモン氏が社会党支持者から過度に左寄りと受け止められ、マクロン氏に有利に働く可能性がある。

  左派陣営予備選の第1回投票の得票率は、アモン前国民教育相が36.1 %で首位となり、バルス前首相が31.2 %で続いた。17.9 %で3位にとどまったモントブール元経済相は、社会党支持者がより左派色の強い政策を望んでいることが予備選の結果示されたと述べ、アモン氏支持を表明した。

  世論調査会社エラブのベルナール・サナーヌ社長はBFMテレビに対し、「アモン氏は最も多くの票を獲得し、モントブール氏から支持も得ており、確かに勢いがある」と指摘した。

  過去1カ月に行われたほぼ全ての世論調査によれば、大統領選の本選では、最大野党・共和党など中道・右派陣営の大統領候補であるフィヨン元首相と、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が4月の第1回投票で1、2位の得票率となり、5月7日の決選投票に進むと予想されている。

  19日のイプソスの世論調査によると、バルス前首相が左派陣営の大統領候補となる場合、本選の第1回投票で10%の票を獲得し、マクロン前経済相の得票率は19%に抑えられるのに対し、アモン前国民教育相では7%の票しか得られず、マクロン氏の得票率はフィヨン氏に迫る21%に伸びる見込みだ。
   

原題:French Socialists Give Lead to Hamon in Presidential Primary(抜粋)

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