トランプ相場に永続性があるかどうかを知りたいなら、ドル・円相場から目を離さないようにすべきだ。

  なぜならドル・円相場が1ドル=115円付近で強気派と弱気派の激しい攻防が繰り広げられているからだとBKアセット・マネジメントの外為戦略担当マネジングディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏(ニューヨーク在勤)は指摘する。ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は、ここ1週間の米国債利回りの上昇が再びドルを支え始めているとみている。米国債利回りの目先の方向性は、昨年11月の米大統領選でのドナルド・トランプ氏勝利以降、ドルが対円で8%の上昇した流れが持続するかどうかを決める公算が大きい。

  シュロスバーグ氏はリポートで、「115円を上回る明白な動きとなれば、トランプ相場が再開して市場が再び相当な米国の成長を見込むシグナルになろう」と指摘。「だが、ここでそうならなければ、トランプ氏への初期の熱狂は弱まり始めるサインとなるだろう」と付け加えた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、20日のトランプ米大統領就任式前の週にヘッジファンドなどのマネーマネジャーによるドルの買い越しは31万475枚に減少し、3週間ぶりの低水準を付けた。

  トランプ大統領就任時のドル相場は、8年前のオバマ前大統領就任式時点よりも14%高い。

  

原題:Dollar’s Trump Trade Approaches Inflection Point as Yields Rise(抜粋)

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