20日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。ドナルド・トランプ氏の大統領就任式が行われる中、メキシコ・ペソが急伸し、ドルはこの日の安値を更新する展開となった。

  薄商いの中、午前中遅くにペソが急伸する中でドルは下げ始めた。メキシコと米国のトレーダーは、このところのペソ下落の阻止を目的としたメキシコ中央銀行による介入はなかったとしている。ペソはつい先週、対ドルで22.0385ペソと過去最安値を付けた。ドルはこの日、対ペソで一時1.9%安の1ドル=21.5286ペソ。トレーダーらは、ペソのショートポジションが膨らみ過ぎて維持
できなくなったと説明している。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%低下。メキシコ・ペソは1.7%上昇し1ドル=21.5877ペソ。

  ドルは対円で0.2%下げて1ドル=114円62銭。

  トランプ氏は就任演説で、景気を押し上げる上で重要とみられる財政支出や減税についての詳細には触れなかった。一方で「米国第一主義」の政策推進を表明した。就任式が行われたワシントンでは抗議活動も見られ、トロント在勤のトレーダーによれば、これもドルの下落基調に拍車を掛けた。この日ドルは、主要通貨の大半に対して値下がりした。

原題:Dollar Slips as Trump Inaugurated; Mexican Peso Surges 1.9%(抜粋)

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