ドラギ総裁が前日に金融政策の正常化に忍耐を呼び掛けたばかりの欧州中央銀行(ECB)は、20日公表した専門家調査でどれだけ待たなければならないかの見通しを示した。

  この調査は外部の経済予測専門家を対象に四半期ごとに実施される。今回は前回と異なり、政策金利であるリファイナンスオペの最低応札金利予想は2019年に平均で約0.1%になるとされ、現在のゼロから上昇することが見込まれた。

  この予想からは、量的緩和がそれ以前に終了するという期待が見て取れる。ドラギ総裁はこれまで、金利は量的緩和の終了から「かなりたった後で」のみ引き上げることが可能になるとの見方を示していた。

  ドラギ総裁は非伝統的な政策を開始し、ECBを前例のない領域に踏み込ませた。これに批判的な向きは、総裁が19年末の任期満了を前に少なくともこれら緩和策の一部について巻き戻しを開始することを喜ぶかもしれない。原油価格の上昇を主因にインフレ率は2013年以来の高水準へと加速しており、ドイツを中心に金融緩和の適切な水準を問う声が上がっている。

  エネルギー価格の上昇を受け、ECBが調査した専門家も17、18年の総合インフレ率予測を引き上げた。コアインフレ率の予測はほぼ据え置きだった。ECBによると、今回の調査は1月4-11日に実施され、エコノミスト57人が参加した。

原題:ECB Survey Sees Draghi Wishing Farewell After Increasing Rates(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE