20日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  機械株:クボタ(6326)が前日比3.9%高の1805円、牧野フライス製作所(6135)が4.2%高、オークマ(6103)が3.3%%高など。19日に発表された2016年12月の工作機械受注総額の確報値は、前年同月比4.4%増の1119億円だった。前年同月比プラスは15年7月以来。野村証券では、機械受注は全体として堅調さを増していると指摘。機械需要は地域では中国、業種ではFA・半導体が16 年春に底を打ち、地域面ではアジアや日本、米国へと波及してきた、17年は世界の機械サイクルが上向きで機械株は上昇しやすいとみる。

東芝ロゴ
東芝ロゴ
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  東芝関連:東芝テック(6588)が8.6%高の647円、東芝機械(6104)が7.3%高の513円、芝浦メカトロニクス(6590)が7.6%高の284円など。米原発事業で巨額の損失が見込まれる東芝が取引行に支援を要請、事業売却では東芝テックなどが候補に挙がっていると19日の共同通信が報じた。日本アジア証券の清水三津雄エクイティ情報課長は、東芝グループは世界一を争うような技術を持っており、高く買うところがあるのではないかという思惑が出たとの見方を示した。

  タカタ(7312):150円(21%)安の567円ストップ安。有力スポンサー候補が法的整理を提案しているとの19日の報道をきっかけに引き続き警戒感が高まった。同社株は19日もストップ安で取引を終了。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、法的整理となれば株主価値がゼロになる可能性があり、換金できるうちにしておこうと投げ売りが発生した、と電話取材で述べた。

  富士電機(6504):4.4%高の659円。セブン-イレブン・ジャパンはホットカフェラテを提供できる新型マシンを開発し、12月末までに国内コンビニエンスストア全1万9000店超に設置する、と20日付の日本経済新聞朝刊が報じた。岩井コスモ証券の西川裕康アナリストは、現行マシンを共同開発した富士電が新型機も担当すると考えるのが妥当で、マシンの切り替えによる特需が期待できると電話取材で語った。

  小野薬品工業(4528):2.9%安の2327.5円。米ブリストル・マイヤーズ・スクイブは19日、「オプジーボ」と「ヤーボイ」の併用療法について、肺がんの第1選択薬として米国で加速承認を目指さないことを決めたと発表。同日のブリストル株は時間外取引で7%下落。小野薬は米ブリストルとがん免疫治療薬「オプジーボ」を共同開発している。

  津田駒工業(6217):5.4%高の176円。16年11月期営業損益は7億2800万円の黒字だったと19日発表した。前の期は2億7400万円の赤字。インド市場でエアジェットルームの売り上げが伸びたほか、各事業での生産効率化やコストダウンも奏功した。17年11月期営業利益は前期比9.9%増の8億円を見込む。

  キリンホールディングス(2503):1.3%高の1895円。子会社のブラジルキリンを年内にもオランダのハイネケンに約1000億円で売却する、と20日付の日本経済新聞が報じた。成長が期待できるアジア・オセアニアに海外事業を集中するという。野村証券は、報道が事実なら、ブラジル売却の選択肢は最善で、同国事業見直しが最終局面を迎えることになると指摘。収益性の大幅向上が見込めないブラジルに見切りをつけ、ベトナムなど注力する東南アジアで買収戦略を描いていく、と予想した。

  ダイヘン(6622):5.6%高の750円。みずほ証券は目標株価を800円から900円に引き上げ、投資判断「買い」を継続した。これまで評価してきた電力機器の堅調や半導体機器拡大に加え溶接メカトロの改善によって18年3月期は最高益更新、初の営業利益100億円超えが期待されると予想。17年3月期営業利益予想は会社計画の80億円に対し85億円と試算、18年3月期については100億円から112億円に増額した。株価は投資指標面から依然評価余地が残るとみる。

  ボルテージ(3639):10%高の1149円。仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術を用いたモバイルコンテンツ事業を手掛ける全額出資子会社「ボルテージVR」を設立すると発表した。設立は2月1日を予定。既存ユーザーへのコンテンツバリエーションの拡大と新たな顧客層獲得で業容拡大を目指す。

  リーバイ・ストラウス ジャパン(9836):8.6%安の329円。17年11月期の営業利益は前期比33%減の3億2000万円を見込むと発表。7%の増収を予想しているが、円安傾向による海外でのコスト増などを想定した。冬物の好調や訪日外国人による購買などが売り上げを押し上げ16年11月期営業利益は前の期比2.1倍の4億8000万円だった。

  セルシード(7776):5.4%高の566円。東海大学と軟骨再生シートの臨床開発で基本合意したと19日に発表。実用化開発、治験、製造販売承認申請について協力体制を構築する。軟骨再生シートは、容易に移植部分に接着する特徴があり、加齢や肥満などで膝関節の軟骨表面が摩耗・変性する変形性膝関節症患者に対し、本来の軟骨組織への再生に貢献すると考えられているという。同社によると、変形性膝関節症患者数は推定1000万人。

  タケエイ(2151):4.9%高の1030円。発行済み株式総数に対する割合2.09%、金額で5億円を上限に自己株式を取得すると発表した。買い付け期間は2月1日から18年1月30日まで。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE