マッカートニーさんがソニー子会社提訴-ビートルズの著作権返還求め
Bob Van Voris、Edvard Pettersson-
マッカートニーさんは米著作権法の規定に基づき返還を要求
-
勝訴すれば「ラブ・ミー・ドゥ」などの著作権を18年以降取り戻せる

元ビートルズのポール・マッカートニーさん(74)は18日、ビートルズの楽曲の著作権を保有するソニー傘下の音楽出版会社ソニー/ATVミュージックパブリッシングを相手取り、著作権の返還を求める訴訟をマンハッタンのニューヨーク南部地区連邦地裁に起こした。
マッカートニーさんは米著作権法の規定に基づき、1978年より前に権利を売却したアーティストには、当時の保護期間としては最長の56年が経過した段階で著作権の返還を要求する権利が認められると主張。勝訴すれば、故ジョン・レノンさんと制作した「ラブ・ミー・ドゥ」などの著作権を2018年10月以降、順次取り戻すことが可能になる。「レット・イット・ビー」など後期のヒット曲の著作権返還は26年以降になるという。

ポール・マッカートニーさん
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg *** Local Caption *** Paul McCartney
ソニー/ATVは、ソニーと故マイケル・ジャクソンさんが共同で設立。ソニーが昨年、ジャクソンさんの遺産管理団体から全ての権利を買い取った。
原題:McCartney Won’t ‘Let It Be,’ Sues Sony to Get Back Song Rights(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE